lyrics
月と灯の城で
星の歌を聴き 眠る
光と白の 空間
抜け落ちてく 思い出
空に溶けていった ブリキの夢
螺子の音は心臓 よどむ意識
羽根をもがれた小鳥 青色の森
ラピスラズリの 空を見上げて
走り出す カラの籠を抱えたまま
遠くに光が伸びて
まるで熱を持つような 空気に身を委ねて
氷の上でさえも 踊れるよ 私は
夜の闇もトモダチね 真っ赤な林檎も
森の声 月の舟に
傷が癒え また飛び立つ 小鳥
冷えた布でも 人を包む
夜明けは水を呼んで
青に 溶ける
白のレースに刺繍を
名前は「 ? 」
誰が名前を つけたのだろう
紡げない 針の先には 木の葉が舞う
羽根の音が 呼び起こす
なつかしい雲のにおい 雨の降る白昼
肌に触れる感覚は 不思議と 遠のく
冷たい氷の下で 眠った 機械の
ブリキの夢 月の影に
音を立て 崩れ落ちる
目を細め さようならと
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